俺の背中に火をつけろ

ドラマや映画、演劇、音楽、本、マンガなどまあいろいろ。こんなタイトルですが女です。

indigo la endの新曲がゲスい

芸能ニュースでindigo la endの新曲が云々かんぬん、というのを見かけまして。
indigo la endといえばアレですね、今や(色んな意味で)一躍有名人となってしまった「ゲスの極み乙女」のVo.川谷絵音氏がやっている別バンドなわけですが。なんか歌詞が例の彼女のことじゃない? とかそれこそゲスな憶測とかされてますね。


indigo la End - 藍色好きさ

 

タイトルは『藍色好きさ』。藍色=indigoなわけで、タイトルからしてもいろいろと意味深です。

例の騒動の時、「男が悪い」「いや女が…」といろいろな意見が山のように飛び交ったわけですが。で、こちらとしては「ゲス〜」は「凄いなあ人気も勢いもあるなあ」という認識だったもので(周囲に熱狂的ファンが多数)、野次馬根性でチェックしてたわけですよ。で、途中であることに気づいたものの、ほとんどこの意見がスルーされてたのでこのタイミングでアレですが書いておくことにします。

ワイドショーや週刊誌を鵜呑みにするなら、ですが。
通常の感覚を持っていれば「長年の彼女と入籍したばかりの“新婚”で」「不倫相手とラブラブ2ショットを撮るような証拠を残し」「あまつさえ不倫相手を正月に実家に連れて行く」というのはまず考えられないわけです。しかも相手はレギュラーを数多抱えた人気タレント。そりゃ炎上もするでしょう。
ただ、疑問なのは「なんでそんなことをやっちゃったか」なんですよ。でもそこは本人たちから当時何の釈明もない。というかあったところで大半の市位の人には理解不能なわけです。だから2chのスレもものすごい勢いで伸びるわと。

でもね。これがindigo la endのPV観ると全て氷解するわけです。
まず、2015年9月に発売されたシングル『雫に恋して』のPV。これが第一のヒント。


indigo la End - 雫に恋して



このPV、ストーリー仕立てになってます。
観てもらうのが一番早いんですが、簡単に説明すると(あくまでも個人的な解釈ですが)

たまたま入ったライブハウスで、演奏するバンドのVo.に一目惚れしてしまう美少女。彼に近づきたい一心でライブハウスのスタッフになったり、バンドのお手伝いをしたり頑張る日々。そして念願かなって彼との距離が縮まり、交際へとこぎつけるわけですが、彼のバンドはどんどん人気となり、ファンの女の子も増え、レコード会社の人らしき姿も。そして自分との距離をいつしか感じた彼女は、「私なんかと付き合ってる場合じゃないのかな、って」という言葉を残し、彼の元を泣く泣く去る。

というストーリーです。
これ、重要なのは「川谷氏本人が自ら主演している」ってとこです。
(余談ですが、まとめサイトなどでこのPVに出てる小島藤子ちゃんが「嫁」として画像拡散されていてとばっちりもいいところだなと思いました)

……続いて、1ヶ月後に公開された『忘れて花束』のPV。前述の『雫〜』とは両A面扱い。PVも『雫〜』の続きのストーリーとなっていて、なかなか洒落た仕掛けではあります。


indigo la End - 忘れて花束



もちろん今回も本人主演

別れて2年ほど経ったある日、美少女に連絡し「1日だけデートしてくれない? ちゃんと別れるために」というセリフを放ち再会。まるで恋人同士の時間が巻き戻ったかのようにラブラブデートを繰り広げ彼女の手を繋ぎたいけれども一人その手をにぎることをためらい(未練がある素振り満々)終始この調子で1日が過ぎる。そして別れ間際、「またね」と言うも彼女に「“また”はないけどね」とケンもホロロに言われ、肩を落として去る。

しかし彼が去った後、美少女はひっそりと涙を流す。実は彼女も彼のことが忘れられなくて……
(おわり)

大事なことなので再度繰り返します。「本人主演」です。
もちろん作詞作曲もご本人です。

どうですか?
ちなみに私の周囲の女子たちに、これがindigo〜の曲だということを伏せて「こういう内容のPVを作詞作曲した本人主演でやっちゃうソングライターどう思う?」と聞いてみたところ、もれなく返ってきた答えは
「キモッ」
でした。ええそうでしょうよ。100歩譲って彼個人の大ファンなら登場人物に自分を重ねてうっとりとかするのかもしれません。でも自分の元カレが『忘れて〜』のようなことを妄想してたら、別れ方がどうだったとしてもマッハで冷める自信があります。だってどこまで自分に都合がい(ry

もう一つ。週刊誌の話を信じるならば、ですが。川谷氏の元奥様はもともとバンドスタッフだったそうです。そして7月ごろ入籍。しかし入籍した手にもかかわらず夏頃元カノと再会したことで火が付き、しかし結婚したことが元カノに言えず「どうしよう、彼女がオレのことまだ好きだって」と奥様に電話して泣いたと…これが本当なら相当アレな人ですが、これらPVを見ると全て納得が行きます。「そういう人」なんですよ、おそらく。というかヘタしたら自分たちの実話(ry

ちなみに個人的な経験から言いますと、バンドマン(特にインディーズバンド界隈)には石を投げればこの手の男に当たります。その下半身のせいで自分の人生やチャンス棒に振るんだよわかってる? と周りの人間が全身全霊で諌めるも、なぜか自ら鉄火場に飛び込むような行動を取るのがその手の人間の特徴です。なんでしょう、ロックだと思ってるんでしょうか。そして意外とその手の男ってのうのうとそのまま生き延びます(遠い目)。

というわけで、そのメンタリティから想像するとindigo〜の新曲は確実に自身の経験や感情の吐露になってるだろうし、何なら例の彼女の“次の恋愛”のことを歌ってる、くらいの勢いなんじゃないかな、と思うわけなのです。まともに同情するだけ損なんじゃないかなあ。